皆様、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
私は昔から食べ物の好き嫌いがほとんどありません。
何を食べても「美味しいなぁ」と思えるので、本当にありがたいことだと感じています。
ただ、一つだけ困ることがあります。
お店へ行くと、メニューを見て全部美味しそうに見えてしまうことです(笑)。
「今日はこれにしよう!」
と思って注文したあとに、隣の席へ運ばれてきた料理を見て、
「あっちも美味しそう…。」
結局、次に来た時もまた悩むのです。
これは幸せな悩みですね。
さて、最近は健康志向の方も増え、食事についての話題をよく耳にします。
「白米は控えています。」
「パンは食べません。」
「夜は炭水化物を抜いています。」
健康のために食生活を見直すことは、とても素晴らしいことだと思います。
でも、そのたびに私は、ほんの少しだけ思うことがあります。
私たちが毎日当たり前のように食べているお米や野菜は、誰かが暑い日も寒い日も畑で汗を流し、大切に育ててくださったものです。
スーパーに並ぶまでにも、多くの方の手がかかっています。
そう考えると、「いただきます」という言葉には、本当にたくさんの感謝が詰まっているのだなと思います。
ずいぶん前のことですが、整体院で担当してくださった若い先生が、こんなお話をしてくださいました。
「学生時代は、結構ヤンチャだったんですよ。」
そう笑いながら話す先生に、
「でも毎日ちゃんと家には帰っていました。」
と続けられました。
理由を尋ねると、先生は少し照れながら、
「おかんの料理が、めちゃくちゃ美味しかったからです。」
とおっしゃいました。
私は、その言葉が今でも忘れられません。
料理には、人を笑顔にする力があります。
疲れた心をホッとさせる力があります。
そして、「帰りたい」と思える場所をつくる力もあるのかもしれません。
もちろん、毎日手料理を作らなければいけないという話ではありません。
忙しい日は外食でもいい。
お惣菜でもいい。
コンビニのお弁当だって、たくさんの方が心を込めて作ってくださっています。
でも、たまには自分のために少しだけ丁寧に料理を作ってみる。
あるいは、大切な人のために一品だけ作ってみる。
そんな時間が、心の栄養になるような気がします。
……とは言いながら。
「今日は少し控えよう」と思っていたはずなのに、
気が付けば、
「ご飯、おかわり!」
「デザートは別腹!」
人間とは、本当に意志の弱い生き物ですね(笑)。
でも、美味しく食べられることは幸せです。
笑顔で「ごちそうさま」が言えることも幸せです。
今日も当たり前のように食事ができること。
それは決して当たり前ではなく、多くの方のおかげでいただけている幸せなのだと思います。
だから今日も、心を込めて言いましょう。
「いただきます。」
そして、
「ごちそうさまでした。」
この二つの言葉を大切にしながら、毎日の食事を楽しんでいきましょう。
寿
