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アメブロでは、「他人の祈りによって、心臓病の患者さんの回復が早まった」という驚きの実験(ランドルフ・バード博士の研究)をご紹介しました。
「人の想いの力ってすごい!」とワクワクする結果ですが……実はこの話には、医学界をさらに驚かせた「続き」があるんです。
今回は、その後に判明した「祈りの盲点」についてお話しします。
💸 総額3億円をかけた、過去最大級の「追試実験」
最初の実験から数年後、「本当に祈りだけで病気が治るのか、もっと大規模に調べよう!」ということで、ハーバード大学をはじめとする研究チームが動き出しました。
かかった費用は、なんと約240万ドル(当時の日本円で約3億円)! 対象となった患者さんも、一気に増やして1,802人という超大規模な実験(STEPプロジェクト)が行われたのです。
研究チームは、患者さんたちを次の「3つのグループ」に分けました。
- 【祈られるグループA】:誰かに祈られているが、本人にはそれを「内緒」にしている
- 【祈られないグループB】:誰にも祈られておらず、本人にも「内緒」にしている
- 【祈られるグループC】:誰かに祈られており、本人にも「あなたは今、みんなに祈られていますよ」と伝えてある
最初の実験が本当なら、1と3のグループの回復が早くなるはずですよね。 しかし、結果は誰も予想しなかったものになりました。
🚨 驚きの結果:「祈られている」と知ったグループが一番悪化した
実験の結果、なんと1(内緒で祈られた)と2(祈られなかった)の間には、回復率に大きな差は見られませんでした。
一番驚きだったのは、3の「あなたは今、みんなに祈られていますよ」とあらかじめ教えられていたグループです。
なんとこのグループの人たちは、他のグループに比べて、手術後の合併症(不整脈など)を起こす確率が明らかに高くなってしまったのです。
良かれと思って捧げられた「祈り」。そしてそれを親切に伝えた結果、なぜか患者さんの体が悪化してしまうという切ない結果になりました。
🧠 なぜ、祈りが裏目に出てしまったのか?
心理学者や医師たちは、この原因を「患者さんが感じたプレッシャー(ストレス)」だと分析しています。
「大勢の人が、自分のためにわざわざ祈ってくれている」
そう知らされた患者さんは、感謝すると同時に、心の中で無意識にこう思ってしまったのではないか、というのです。
「えっ、そんなに見ず知らずの人たちが祈らなきゃいけないほど、自分は重病なのか…?」 「みんなが祈ってくれているんだから、早く治らなきゃ申し訳ない…」
この目に見えない強いプレッシャーが心的なストレスとなり、デリケートな手術後の心臓に負担をかけてしまったと考えられています。
人間の心と体は、それほどまでに密接に繋がっているんですね。
💡 この実験から私たちが学べること
この2つの実験から分かるのは、「他人の意識や言葉は、私たちが想像する以上にダイレクトに相手の心体に影響を与える」ということです。
最初の実験のように、遠くからのピュアな祈りがポジティブに働くこともあれば、伝え方ひとつで相手の重荷になってしまうこともある。
もし、あなたの周りに大切な人や、病気と闘っている人がいるときは、
- 「みんな付いてるから安心してね」と、ホッとできる言葉をかける
- 相手にプレッシャーを与えないよう、影でそっと応援する
といった、相手の心を最優先にした「優しい想いの届け方」を意識してあげたいですね。
あなたの優しい想いが、一番良い形で大切な人に届きますように。
寿

