
「痛みを軽減するおまじない」は、科学的な裏付けがあるわけではありませんが、心を落ち着けたり、安心感を与える効果があります。信じる気持ちや集中力によって、実際に痛みが和らぐこともあります。
痛みを和らげるおまじない(日本の言い伝え風)
痛みがある場所に手を当てて、心を込めて以下の言葉を3回唱えます。
「痛いの痛いの、飛んでいけ。風の彼方に、消えていけ。」
最後に、手をふっと吹いて、その場から痛みが飛んでいくようにイメージします。
また、陰陽道や民間伝承では、「息(いき)」には力があるとされており、「ふーっ」と息を吹きかけることで悪いものを祓うという考え方もあります。
痛みの種類や場所によっては、呼吸法や瞑想、イメージ療法などを併用すると、より効果を感じやすいかもしれません。
【日本風・陰陽道調の呪文】
《痛和(いたわ)しの詞(ことば)》
痛む箇所に手を当て、目を閉じて心を落ち着け、次の言葉をゆっくり3回唱えます。
「ひとたま ふたたま みたまさま やまいも痛みも しずまりたまえ
風の音に乗りて 遠くへ去りたまえ
かんながら たまちはへませ」
これは「魂の力で痛みを鎮め、神の導きで遠ざける」という意味合いを持ちます。
【強力な痛み封じの呪文・《封鎮言霊(ふうちんことだま)》】
1. 静かな場所に座るか横たわる
照明を少し落とし、落ち着いた状態で始めてください。
2. 痛みのある場所に手を当てて、目を閉じます
呼吸を整えながら、体の力を抜きます。
3. 以下の呪文を、
心の奥から響かせるように、強い気持ちで3回唱えてください。
「天(あま)つ鎮火(しずめび) 地(つち)つ封印(ふういん)
我が手に宿れ 痛みを鎮めよ
現(うつつ)と夢の狭間にて
今ここに命ず――
封(と)じて 静まれ、封じて 静まれ、封じて 静まれ!」
【言霊の効果を高めるために】
- 最後の「封じて 静まれ」は、手に力を込めて、確信を持って唱えてください。
- 心の中で「痛みが氷のように溶けて消えていく」「風に乗って霧となって遠くへ流れていく」イメージを持ちましょう。
- この呪文を唱えたあとは、しばらく静かに目を閉じたまま、痛みが消えていく感覚に集中してください。
このような呪文は、本気で「効かせる」つもりで唱えることが何より大切です。身体は心と深くつながっています。意識と言葉が一体となったとき、驚くほどの効果を感じる人もいます。
体の部位ごとの痛みを軽減するおまじないを紹介します。
【頭痛・偏頭痛に効く《風雷の鎮符》】
儀式:
静かに座り、頭に手を添えて、額を軽くなでるようにしながら以下を3回唱えます。
呪文:
「風よ、雷よ、我が苦しみを飲み込め
痛みは風に散り、雷の力で打ち砕かれる
ここに命ず、痛みよ去れ、静まれ、消えよ!」
イメージ:
頭の中に渦巻く痛みが、風にさらわれ、雷により一撃で砕かれて消える様子を思い浮かべてください。
【腰痛・背中の痛みに効く《大地封鎮の呪》】
儀式:
痛む箇所に両手を当て、背筋をゆっくり伸ばしながら深呼吸し、以下を唱えます(3回)。
呪文:
「大地の神よ、我が背を支え給え
揺るぎなき山の如く、痛みを沈めたまえ
重き痛み、地に還れ、土に還れ、永久に眠れ!」
イメージ:
痛みが重力に引かれて下へと沈み、大地に吸い込まれていく感覚をイメージしてください。
【腹痛・内臓の痛みに効く《命水(めいすい)の詞》】
儀式:
手をお腹に当て、目を閉じ、水の流れを思い浮かべながら、次の呪文を唱えます(3回)。
呪文:
「水よ、清めよ、流れよ、癒せよ
この身に宿る熱と痛みを洗い流せ
水面静まり、波もなく、我が内は穏やかに」
イメージ:
透明な水が体内を巡って、痛みをやさしく洗い流していく様子を思い浮かべてください。
使用上の心得
- 時間帯:夜、眠る前が最も効果を感じやすいです。
- 声の出し方:小さな声でも構いません。大切なのは「心の芯で信じること」です。
- 繰り返し:毎日同じ言葉を唱えることで、呪文が「自分専用の癒しのスイッチ」となります。
見ながら唱えると心の痛みが軽減する護符
《心鎮(しんちん)の封結印》
この護符は、感情の嵐を静め、傷ついた心をそっと包み込みます。見つめることで心を落ち着かせ、
呪文と合わせて用いることで内側から痛みを封じます。

まとめ
日本には多くの呪文がたくさんあります。
「痛いの痛いの飛んでいけ!」という呪文は昭和の時代からあるものです。
呪文を唱えながら、言霊の力が発揮されるのです。
寿